Biostatistics (統計生物学)
Biostatistics (統計生物学)はメンデルなどの遺伝統計学と疫学的な統計学を融合する分野です。
日本ではあまりなじみもなく、この分野は文化的に極めて成長しづらい分野ではありますが、
徐々に成長してきています。
統計家とバイオ、メディカルの分野は極めて結びつけづらい風土のようです。
生物を情報として捉える作業を生物、医学分野、及び情報学分野の人間がそれぞれ怠ってきた事に由来すると思っています。
一方、日本を除く先進国ではBiostatisticianが一般的な職業として認知されています。
彼らは、医者と共に、カルテを情報学的解釈したり、ある専門化はそれを予防医療、疫学調査等々に応用したりしています。
今後、次世代ゲノムシーケンサーで個人の遺伝子が安価で読める時代になってきます。
人の遺伝情報は60億にも及ぶ塩基対に記されており、それらを情報の総体(omics)として捉える時代が
いよいよやってくるということです。
日本は残念ながら、これらの分野に大幅に遅れをとっているということは否めません。
医学、生物学においてもグローバル化情報化が大きく進んでいる現在、
この分野について色々な観点から考えて行きたいと思います。
Biostatisticsに関するサイト
COBRA (Collection of Biostatistics Research Archives)